1升盛麹蓋法で「麹」を作っています。 投稿日時: 2013年2月11日 投稿者: take 一升盛麹蓋法・・・低定温のもろみの液体中でも強力な酵素力を維持できる特別な麹。竹の露が必要とする吟醸麹は全量一升盛の麹蓋法に生み出されます。 箱になり蓋にもなる柾目の杉材製の「麹蓋」と呼ばれる小箱で一升ずつ製麹します。 全量計量により洗米・浸漬・蒸し・放冷の各過程をクリアした蒸米は、製麹室に運ばれます。 引き込みから床もみ・切返し・盛り・仲仕事・仕舞仕事・積替え・出麹まで二昼夜半、約60時間前後を要します。 この作業を行う専用室「麹室(こうじむろ)」も全て杉材で出来ています。ログハウスの室内が梅雨時でも快適な乾燥環境を得られるように、真冬の高温の室内に過乾燥な環境を作り出すことが出来ます。乾湿差がとれた環境では麹の菌糸は米の表面よりも内部に繁殖し、ねらいどおりの破精込みのよい突き破精型の麹を得ることが出来ます。また蓋の操作と合わせ、麹から蒸散する熱と水分を効率よく調整することが可能です。「うまみがあるのにキレがいい」 竹の露の個性はこの製麹法に由来します。
醦分析は毎日の日課です。 投稿日時: 2013年2月1日 投稿者: take 造りの真っ只中、酒母、もろみの分析を毎日同じ時間に行います。 これは私の記憶をたどってたどって、行き着く先のおぼろげな蔵の作業風景の中にもあります。 現在でも代替わりはしましたが、その当時から使っていた道具と同じもので分析はされています。 日々のデーターの蓄積が美味しいお酒を生んでいるのです。 文責 女将 相沢 こづえ FACE BOOKにも写真をアップしております。こちらも是非ご覧下さい。
仕込18号純米大吟醸 出羽燦々39の麹 詰め替え作業 投稿日時: 2013年1月25日 投稿者: take 1升ずつこの麹箱に麹を入れ、積み重ねて麹を作ります。 箱の上下で微妙に温度差が出るので、時折上下を入れ替えて均等な麹になるようにしているのです。 このひと手間が美味しいお酒を造り出すのです。 麹室にて 杜氏「本木勝美」 麹師「寒河江俊幸」