2月20日 検査室での真剣勝負

杜氏本木勝美と、火入れ番長の岡部久芳が、今後の仕込の作業日程を相談しています。

あまりに真剣で話しかけられないような雰囲気を醸しだしていました。。。が、この相談があるからこそ高品質が保たれるのです。

 

【イベントのお知らせ】

山形県酒造組合主催、東京池袋で開催のイベントをご紹介致します

~COOL JAPAN 粋な日本酒!~ 山形県新酒歓評会

*全国友情蔵元 新潟県蔵元 東北5県蔵元 山形県内蔵元
*平成25年4月25日(木)午後2:00~
*ホテルメトロポリタン池袋
*タイムスケジュール
・14時~17時 公開きき酒会
参加費 2000円  300名様限定
・16時30分~18時30分
セミナー&シンポジウム
参加費 1000円 100名様限定
・19時~20時45分 歓評会パーティー
参加費 7000円 着席 300名様限定

皆様ふるってご参加ください♪♪

http://www.yamagata-sake.or.jp/cgi-bin/view/event_info/event.cgi

今日も一升盛で麹を作っています。

醸造期間中はほとんど毎日この作業です。
1升での管理だと丁寧に麹が作れ、もろみとなったときの発酵力が違います。

一升盛麹蓋法・・・低定温のもろみの液体中でも強力な酵素力を維持できる特別な麹。竹の露が必要とする吟醸麹は全量一升盛の麹蓋法に生み出されます。

箱になり蓋にもなる柾目の杉材製の「麹蓋」と呼ばれる小箱で一升ずつ製麹します。
全量計量により洗米・浸漬・蒸し・放冷の各過程をクリアした蒸米は、製麹室に運ばれます。 引き込みから床もみ・切返し・盛り・仲仕事・仕舞仕事・積替え・出麹まで二昼夜半、約60時間前後を要します。
この作業を行う専用室「麹室(こうじむろ)」も全て杉材で出来ています。ログハウスの室内が梅雨時でも快適な乾燥環境を得られるように、真冬の高温の室内に過乾燥な環境を作り出すことが出来ます。乾湿差がとれた環境では麹の菌糸は米の表面よりも内部に繁殖し、ねらいどおりの破精込みのよい突き破精型の麹を得ることが出来ます。また蓋の操作と合わせ、麹から蒸散する熱と水分を効率よく調整することが可能です。「うまみがあるのにキレがいい」 竹の露の個性はこの製麹法に由来します。